ターメリック
カレー粉に必ずと言っていいほど入っているターメリックは、生姜の仲間で、ウコンの地下茎を煮沸して乾燥させたスパイスです。カレー粉の黄色は、ターメリックが影響しています。脂溶性のため、油と組み合わせて使用すると、肝機能や味覚の強化、腸内環境を整えるなどの効果があります。
ターメリックにはポリフェノールの1種であるクルクミンが含まれ、このクルクミンには抗炎症作用や抗酸化作用があります。さらに、アルツハイマー型認知症の原因ともいわれるアミロイドβの蓄積を防ぐ効果があるという研究結果もあります。免疫系を司る白血球の食細胞『マクロファージ』を活性化させ、体外へのアミロイドβの排せつを促します。インドにおいて認知症が少ないのは、ターメリックが入ったカレーをよく食べるからではないかと考えられています。