エコノミークラス症候群
飛行機などに長時間座り続けた乗客が血行障害により呼吸困難に陥る病気。それが、エコノミークラス症候群(深部静脈血栓症)です。飛行機に限らず、長距離バスや鉄道、あるいは日常のデスクワークでも同じ姿勢を続けると発症する恐れがあります。発症に気づかないまま突然死に至るという怖い一面をもつだけに、予防法を知っておきましょう。
長時間同じ姿勢をとり続けると足の静脈に血管をふさぐ血の塊(血栓)ができます。この血栓が心臓を経由して肺の動脈に流れていくと、血管をふさいで呼吸困難に陥ります。そこで予防のポイントを以下に挙げます。
① 適度な水分を補給する。
② 定期的に足の運動をする。
③ アルコールの飲みすぎを避ける。
④ 血栓を溶かす作用がある、納豆を食べておく。
これらは何も飛行機などに乗っている時だけ注意すればいいというものではなく、日常生活でも就寝前やデスクワーク中にも注意するべきポイントです。アルコールの飲みすぎは脱水症状を引き起こし、血液がドロドロになって血栓ができやすくなるので、飲み会から帰宅したら、コップ2杯の水を飲んでから寝ることをオススメします。また、ふくらはぎをマッサージする機械があると、毎日使えて重宝します。大型のマッサージ機に比べ安価で場所もとらないので、ぜひ活用してみて下さい。