人生100年時代 最強の健康投資

健康管理士一般指導員による投資指南

ストレッチ

腰痛や肩こりが若者にまで急速に増えている背景には、運動不足と緊張の多い生活環境があり、これが筋肉を異常に収縮させて、一種の慢性疲労状態をもたらしています。このため、筋肉を伸ばすことを目的としたストレッチは、その予防と回復に極めて効果的です。さらに、筋肉を伸ばすだけではなく、関節の可動域を広げるようなストレッチもケガの予防に効果があります。ストレッチには次のような種類があります。

 ①スタティックストレッチ

  反動や弾みをつけずに、ゆっくりと筋肉を伸ばす静的なストレッチです。運動初心者や高齢者でも安全に行うことができます。また、このスタティックストレッチには筋肉を弛緩させる以外にも、心拍数を下げてリラックスさせる効果もあるため、一般的には運動前より運動後にクーリングダウンとして行う方がよいとされています。

 

 ②ダイナミックストレッチ

  腕や足などを動かして関節周りの筋肉をほぐし、関節の可動域を広げる動的なストレッチです。筋肉の伸縮性が悪くなると関節の可動域が制限されるため、運動前にダイナミックストレッチを行うことによって、関節周囲の筋肉の動きを潤滑にし、ケガの予防につながります。

 

 ③バリスティックストレッチ

  動的ストレッチの一種で、反動を使ったストレッチであり、ラジオ体操がこれに当たります。

 

私はセラピストとして、気持ちのいいストレッチを目指しています。お客様を完全にリラックスした状態に持っていき、効果的なストレッチをかけることが大切です。筋肉を圧したり揉んだり、関節を動かしたりした後に、最後にストレッチをかけて、凝り固まった筋肉に多角的にアプローチすることで、筋肉を確実にほぐすことができます。

 

 

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エコノミークラス症候群

飛行機などに長時間座り続けた乗客が血行障害により呼吸困難に陥る病気。それが、エコノミークラス症候群深部静脈血栓症)です。飛行機に限らず、長距離バスや鉄道、あるいは日常のデスクワークでも同じ姿勢を続けると発症する恐れがあります。発症に気づかないまま突然死に至るという怖い一面をもつだけに、予防法を知っておきましょう。

 

長時間同じ姿勢をとり続けると足の静脈に血管をふさぐ血の塊(血栓)ができます。この血栓が心臓を経由して肺の動脈に流れていくと、血管をふさいで呼吸困難に陥ります。そこで予防のポイントを以下に挙げます。

 

 ① 適度な水分を補給する。

 ② 定期的に足の運動をする。

 ③ アルコールの飲みすぎを避ける。

 ④ 血栓を溶かす作用がある、納豆を食べておく。

 

これらは何も飛行機などに乗っている時だけ注意すればいいというものではなく、日常生活でも就寝前やデスクワーク中にも注意するべきポイントです。アルコールの飲みすぎは脱水症状を引き起こし、血液がドロドロになって血栓ができやすくなるので、飲み会から帰宅したら、コップ2杯の水を飲んでから寝ることをオススメします。また、ふくらはぎをマッサージする機械があると、毎日使えて重宝します。大型のマッサージ機に比べ安価で場所もとらないので、ぜひ活用してみて下さい。

 

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ひざの痛み

私たちが歩いている時には、平らな場所でも体重の約1.5~2倍、階段を上り下りする場合には体重の約2~3倍もの負担がひざにかかっています。最近になって、私も階段を上る際にひざに痛みを覚えるようになりました。原因は、体重増の状態でランニングをしていることと、加齢による軟骨のすり減りではないかと考えています。私のような中高年者に最も多いのが、変形性膝関節症です。これは筋肉が老化し衰えて膝関節が不安定になったり、軟骨の新陳代謝が低下するために軟骨がすり減って、骨が変形していくものです。

 

ひざの痛みに対しては、ダイエットやサプリメント服用などの他に、下記のような運動が有効です。

① ひざの周囲の筋肉を強化する。

 ひざの周囲の筋肉を鍛えることによって、ひざにかかる負担を軽減することができます。また、変形性膝関節症の人は特に太ももの前にある大腿四頭筋の力が弱くなっていることが多いので、この筋肉を強化することが有効です。

 

② ひざの動きをよくする。

 筋肉や靭帯を伸ばし柔軟性を高めることによって、膝関節の動きをよくすることが有効になります。ひざのお皿の上に手のひらを当てて、ぐるぐるとらせん圧迫したり、お皿自体を縦横に手で動かすことも効果があります。自分の手が届く部位なので、ひざの周囲の筋肉を手根でほぐしてあげましょう。ひざの伸展・屈曲のストレッチも効果的です。

 

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新型タバコ

みなさんはタバコを吸っていますか?私は20~40歳の間に吸ったり止めたりを繰り返していましたが、もう7年以上禁煙しており、今後も吸うつもりはありません。趣味の競馬を予想する時に、専門紙を見ながらタバコを吸っている時が至福の時間でした。一番最初はスティングレイという銘柄で、その後キャビンマイルド、キャスターマイルドマイルドセブンライト、マルボロライト、パーラメントなどを吸い、ヘビースモーカーではないですが、いわゆる『一服』が生活の一部になっていました。でも健康に悪いし、金もかかるので、今は止めてよかったと思います。『一服』は、コーヒーやストレッチで代用しています。

 

ところで、新型タバコの詳細をご存知でしょうか。吸わないから関係ないと思ってしまいそうですが、周囲に吸う方がいる以上、簡単な知識だけは持っておきたいものです。新型タバコには、加熱式タバコと電子タバコがあります。これらは火をつけて燃やすのではなく、電池ヒーターで加熱をすることで、主材料であるタバコ葉や液体(リキッド)の成分を蒸気で発生させ、それを吸う仕組みです。

 

加熱式タバコは、火をつけて燃焼させる従来の紙巻きタバコと比べて、目に見える煙が出ないことやタールの発生を抑えられることが特徴です。また、電子タバコには、タバコの葉は使われておらず、代わりに食品添加物や香料などが含まれるフレーバーリキッドを加熱して、様々な香り付きの蒸気を発生させて楽しみます。世界ではニコチンを含むリキッドが主流ですが、日本では医薬品として規制されるため、ニコチンを含むリキッドは市販されていません。つまり、日本の電子タバコは、ニコチンもタールも含まないのです。

 

新型タバコは、従来のタバコよりも有害物質が少なく煙の発生も抑えられるため、自分の健康や周囲の人への健康に配慮ができる製品として、日本も含め世界的に広がりを見せています。しかし、一方で新型タバコとの関連性が疑われる呼吸器系疾患の患者が各地で確認されはじめるなど、健康への影響が懸念されています。現在、日本においては電子タバコはタバコ製品には属さず、加熱式タバコは、原則的に喫煙に関する規制の対象になっています。

 

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今年のランニング計画

定休日である月曜日に、10キロ~15キロのジョギングをしながらアイディアを練ったり、考えを整理したりして、リフレッシュしています。昨年は週休1日のため、ランニングは月曜のみで練習量が足りず、体重が増えて走力も落ちました。健康に投資するという観点から、ランニングの時間配分を上げるため、また技術セミナーや開業セミナーに参加するため、4月から週休2日とする予定です。そこで、今回は私の今年のランニング計画を述べたいと思います。

 

私のベスト体重は65㎏~67㎏で、当時のマラソンベストが3時間43分です。ヤマトのSDとして、一日3万~4万歩の台車による集配を担当していた、5年前くらいですね。その後事務職に異動したり、脱サラしてリラクゼーション業を始めたりしていくうちに運動量が減り、体重が増えて走力も徐々に落ちていきました。現在は、身長169cm、体重74㎏のぽっちゃりランナーとなってしまいました。元々太りやすい体質であり、年齢も50に近くなってきて、体調管理は年々難しくなってきています。4月から週2回練習することとし、今年の最大目標を11月のつくばマラソンに置きます。サブフォー(4時間切り)を達成するためには、少なくとも体重70㎏以下、ハーフ1時間50分切りの走力が必要になりますので、今年のローテーションを以下のように組みました。

 

 2月 青梅マラソン10キロ

 5月 軽井沢ハーフマラソン

 9月 越後湯沢秋桜ハーフマラソン

 10月 富士鳴沢紅葉ロードレース(ハーフ)

 11月 つくばマラソン(フル)

 

出場レースをモチベーションにして、徐々に上げていきます。今年は、ストレッチ技術セミナーで新宿に出る機会も増えるので、そのついでに皇居ランを盛り込んでテンションを上げたいと思います。お客様の健康管理とともに、自分自身の健康管理もしっかりやっていく1年にしたいものです。

 

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腰痛

人が立つ時、腰には上半身の重さ(全体重の約60%)がかかっています。腰痛は人が二足歩行を獲得して以来の宿命であると言われるほど、よく見られる症状です。体を支える背骨や筋肉は加齢とともに衰え、腰椎や椎間板に何らかの障害が生じて、腰痛が起こることが多くなります。腰痛を引き起こす筋肉としては、脊柱起立筋、腰方形筋、梨状筋、中殿筋、大殿筋、腸腰筋ハムストリングスなどがあります。これらの筋肉をほぐすことで、ある程度腰痛症状は改善されます。

 

腰痛の発症要因としては、姿勢の悪さや肥満、加齢、ストレス、重い物を持ち上げる、スポーツ、外傷などがあります。これらを原因として腰椎付近の筋肉が凝った状態で無理な運動をすると、ギックリ腰を引き起こす可能性があるので、まずはマッサージを受けるなどプロの手を借りることも一つの方法です。ある程度ほぐれたら、自分でメンテナンスしていくことが重要になります。腹筋や背筋を鍛えることによって、腰椎や椎間板への負担を軽減させることができますし、エクササイズポールなどを利用して、背中や骨盤周りの筋肉をほぐしたり、臀部のストレッチなども有効です。

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ますます延びる平均寿命

厚生労働省が発表した『2018年簡易生命表』によると、2018年の日本人の平均寿命は、男性81.25歳、女性87.32歳と、いずれも過去最高を更新しました。ちなみに世界第1位の長寿国は男女ともに香港で、女性87.56歳、男性82.17歳です。人生100年時代と言われていますが、平均寿命で100歳までいくことはないでしょう。しかしながら、100歳以上の人口は7万人を超えており、健康にお金や時間を投資していけば、十分100歳まで生きられる時代だと言えます。死因の順位でも、がん、心疾患に次ぐ第3位に老衰が浮上してきました。100歳まで生きるとすれば、少なくとも80歳くらいまでは労働収入を得る必要があるでしょう。その頃までにある程度の不労収入を確保しておくことをオススメします。事業への投資や不動産投資、株式投資、本出版などです。

 

健康に対してお金と時間を投資している人としていない人とでは、平均寿命が変わってくる時代を迎えたと言っても過言ではありません。株や不動産に投資するとお金は増えるかもしれませんが、物理的な時間は増えません。健康投資は物理的な時間を増やし、健康寿命を延ばすことによって収入も増やすことができるので、お金と時間を生み出す最強の投資なのです。

 

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